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NKFRQを使った記録

CrazYさんによるUTAUツールがまたひとつ公開された。

「周波数表の子音部分を平坦にするやつ(Nuance Keeping FRQ Maker)」。

周波数表作成に関するもので、子音部分の周波数を均一ぎみにし、原音の感覚に近づけるというもの。


L木さんのポストや制作開始から公開まで、ツールの作成時間はRTAかと思うほどのスピードだった。これは余談か。


使ってみようの記録と、個人的にもっと音源の癖を出したいと思っていた部分のログの続きです。バリバリ歌連続音とかも使用しているので若干ツールの趣旨とずれている気もします。

 

リンクや情報


公開時ツイート 📎

Github 📎

↑ここからDL


 

使い方、ほぼ説明文のまま

簡単2ステップです。


ツールが動けるようにする

zip解凍してセキュリティ君に阻害されないようにして、batを起動。

(UTAUのファイル位置を先日ずらしていたので指示されたパス名ファイルを作成とデータ配置。)


作成したい情報のパスを渡す

oto.iniの情報がおかしくないこと、音声ファイルがしっかりあることがそろった上で

iniとwavの含まれたファイルを指定する。


するとあっという間に作成。


ただファイル整備バッチリでないテスト音源などは瞬速を手にするために事前準備をした方がいい場合もあります。

・oto.iniをSetparamで読み込んで注意がでないようにする(揃える)

・事前に周波数表ファイルを作っておく


 

きいてみる


そんなに少しの違いで変わるの?

少しの違いがしっかり違います。


主に入りの音程に関する部分で色が出ます。

うまくいけば味ですが

ヘタをするとmodが打ち込まれてるときの違和感です。

平坦にされていたものが起こされることのメリットデメリットです。


比較フレーズ:仰げば尊し
1.通常歌詞

前が通常の作成した音声、後ろが今回変更を加えた音声。

どちらもベタ打ちでデフォルト設定。OpenUtauのresampler使用。 WORLDLINERだと効果がなくなる、気がする。ので注意。


えば、など差異を少し感じる。






2.ば行歌詞


より子音に特徴のある行、癖のつきやすい行へ歌詞をずらす。

またつよめの音階へ変更。若干より違いがわかる。


3.さ行歌詞


子音に特徴のある行その2。

そし、これ、これこここここここココーーーーっ!!!



おいしくいただきました。

感謝。


 

周波数表の世界に誘われてしまった。

今までノイズ除去もなあなあなくらいで周波数表も異音がひどかったらつどつど手を加えるくらいだったので…


子音が長めのものはハマりやすく感じましたが、母音やしゃくりの強いもの、音程が不安定なものはハマりづらそうです。

これを好みにするのが周波数表の編集力だとは思いますが今のところ未習得なのでがっつり全部適用は避けそうです。囁き音源のyorubeならやってみたいかも。もしくは練習台になって欲しいかも。



癖を出したいまたは歌い方を写したいとしたときに、出音の平坦さを感じることがあり

・ピッチ、音程の癖が薄れている

・ビブラートがない

・gを少し変化させたくなる

が大体思いつく。

ベタ打ちで癖がある、平坦な状態に起伏や色があるのを求めるとAIに行き着くような気もする。

しかし発音癖や細かな違いは全然従来のUTAU音源でも感じるので、そのバランスについてもう少し知ってみたいものが増えました。

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