UTAU音源ureiを製作中です。
大明神式または、そこによっています。
制作理由はAI音源を作る前に、音程の上下の情報を持った接続音源はどんな風なのか確かめようと思ったからです。
今回はその仕組みの考え方と、操作的な使い方での所感の2点を記しておきます。
たぶん完成した時またどっかに書きます。
大明神式の特徴
1.歌連続音の集積である
収録時に音程差をつけながらとる歌連続音で、固定された複数の音階を行き来する。
高い音階Aと低い音階Bがあったとき、その前の音程によって出ている声の種類は違ったりしていないだろうか。
高低差が少なければ目立たないかもしれないが、明らかに、例えば1オクターブ変更していれば多少は変わってくる。その多少について詰めるものと見る。
音が上がる時の声と音が下がる時の声、その癖があればつけるための大明神式として、今回頼っている。
が、高低差があっても小さな癖、音程の上げ下げの癖では大体補正されて潰れてしまう。
声の音量の変化や、息の多さの変化、発音の変化でなければ見えづらい。ここの変わり方は人の歌い方・収録具合に大きく左右している部分であるように思う。
大きな変化の例として喚起点音源も参考にしている。
2.二分の一ずつ収録
あえいうえおあ、と一音階とっても、上がってくるのは
えとうとえとあ
下がってくるのは
いとえとお
と前後でとれる役割が異なる。
そのため複数の収録回数を前提とする。
原音設定のエイリアスつけも複雑となる。
使用時の所感
はじめの工程の増加を必要とする。
ただこれは歌詞を形式に変換する感覚で全体にかける機械的な工程ですむ。
この動作に対する収穫を感じづらい場合は手動でも全然良い気がする。むしろ大明神式である必要がないパターンまである。残念。
音程の関係による方式のため、カバー等使用時には高低差の数値を利用したエイリアスの埋め込みが必要となる。
これが僕の考えた最強のプラグインで、大明神式への変換エイリアス追加機能として搭載されている。
注意点としては追加するのみの方式と今のところ見ているので、少し組み立てを考えなければならない。
基本的に無印一音階+追加エイリアスが考えやすいかもしれない。
(実際すること)
追加するエイリアスと、前後跳躍する音高の数を指定する。
3度以上で、↑または↓を歌詞の後ろに追加
のような
追加をかける範囲と、条件の音高差については自由にできるので曲によってやパートによっての調節がきく。
劇的でない表情音階
という感覚が一番する。
控えが二つある、なんか少しだけ合わないなと思ったら変えられるかも。という感じ。
(それはモリモリ多音階の恩恵と同じだよ)
(だってモリモリ多音階だよ)
その微細な差について出せるというのが1番の効果なはずなのだけれど、いかんせん体力がないほうなのであまりおいしくは感じない…
あと自分の歌い方がまずかった感がすごいしてくる。
反省?????
音階の設定って広い方がいいと思ったけど混ぜられ方を考えるとあんまり関係ないのだろうか。差があると思ったところ、くらい自分でわかってた方がもっとよかった。
高い音で収録しまくったら高い曲でしか反映されない。大体の好きな曲はもう少し低めだった。基礎軸の設定がまずかったかも?
だって高いとこの差を出したかったんだもん!!!れ!!!!!あんまりこういう差という解像度はなく!!!!
・自分の変化?の出やすい音階差
・出しやすい音域
をふまえた上でのやつじゃないとたぶん私は出せない。
今回キャラと出して欲しい雰囲気にかなり頭を割いていた。ので、B4とかすごいらしさを感じて満足しているのですが、してしまってるのでいかんせん
基礎の3音階だけでよくないすか?って思ってしまう…
れいちゃんそんな裏使うかわからない
ともあれ多分完成してもう少し歌ってみてもらわないとその少しずつの差が大きいのかもどうかわからなさそうですわ。
マーカーが乾いてからじゃないと発色にならない的なやつであろうと踏みましてまた今度。
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